パリ観光に必携|パリ・ミュージアムパスの購入方法から使い方まで徹底解説

フランス・パリのサント・シャペル
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「ルーブル美術館」に「オルセー美術館」、「凱旋門」にも登って「サント・シャペル」で光り輝くステンドグラスも見たい!とドンドン夢が膨らむパリ旅行。

ですが、予約必須かつ入場料が高額なところばかり。ひとつひとつ予約しながらチケットを購入するのは骨が折れる作業です。

そんな作業を一気に解決してくれるパリ観光に必ず利用したいパスポートがあるんです。その名も「パリ ミュージアムパス」。

この「パリ ミュージアムパス」を入手すれば

  • 各スポットごとにチケットを購入する必要なし
  • 値段も各スポット購入よりも抑えられる可能性が大
  • 時間が余れば他の「ちょっと行ってみたい」スポットにも追加料金なしで入れる可能性あり

と時間も手間もお金もセーブされより簡単にパリ旅行が楽しめます。

本記事では、36ヵ国渡航の元トラベルコンシェルジュの筆者が「パリ ミュージアムパス」の詳細、購入方法から使い方までを徹底解説していきます。

パリに行きたいあなた、パリに行く予定のあなたはぜひ参考にして楽しいパリ旅行に出かけてくださいね♪

パリ ミュージアムパス

Paris museum Pass

2日券(48h)
4日券(96h)
6日券(144h)


公式HPで見る ≫
Klookで見る ≫
KKdayで見る ≫

「パリ・ミュージアムパス」とは54か所の観光スポットに入場できるパスポート


「パリ・ミュージアムパス」とは合計54か所の観光スポットに入場できる共通チケットです。

この「パリ ミュージアムパス」で1枚購入すれば有効期限内、有効施設に個別に入場チケットを購入する必要なく入場が可能です。

各スポットには、「パリ ミュージアムパス」所有者用の入場レーンが設けられていることが多く、チケットを提示するだけで長い列に並ばずに入場可能。お値段的にお得なだけでなく、時間も手間も省ける「パリ観光」に必須アイテムです。

「パリ・ミュージアムパス」の種類、入場可能スポット、利用方法


フランス・パリのルーブル美術館
フランス パリ「ルーブル美術館」

種類は2日券、4日券、6日券の3種類

2日券(48h)€70(約¥11,900)
4日券(96h)€90(約¥15,300)
6日券(144h)€110(約¥18,700)

※2025年10月現在
※1ユーロ(€)=約170円

「パリ ミュージアムパス」は2日券(48h)、4日券(96h)、6日券(144h)の3種類が用意されています。

有効期限は、最初に入場した時間からの時間制です。

たとえば「ルーブル美術館」で水曜12:00に「パリ ミュージアムパス」を最初に使用して入場したら、2日後の金曜12:00入場までの48時間利用できます。

入場可能スポットは54か所

「パリ ミュージアムパス」は、パリ市内、郊外を含む有名観光スポット54か所が対象となっています。

以下のような有名かつ人気観光スポットも対象です。

  • ★ルーブル美術館
  • オルセー美術館
  • エトワール凱旋門
  • ★ヴェルサイユ宮殿
  • ★オランジェリー美術館
  • ★サント・シャペル
  • ★ノートルダム大聖堂の塔&クリプト

※★は日時指定予約必須

残念ながら、「エッフェル塔」「パリ・オペラ座(ガルニエ宮)」は対象外です。

利用方法は提示するだけ

利用方法はいたって簡単。

入手した「パリ ミュージアムパス」を各施設の入口で提示するだけ。バーコードやQRコードを読み取ってもらい、有効期限内なら各施設に入場できます。

使用開始も最初に入場する箇所に入場するだけで使用スタート!特に手続きなどはありません。

ただし、人気スポットへの入場は別途日時指定予約が必要となるため、注意しましょう。

「パリ ミュージアムパス」利用のメリット デメリット


メリット

メリット

  • 各美術館ごとに入場チケットを購入する必要がなく楽
  • 優先入場列が設けられている箇所があり、よりスムーズに入場できる
  • お得に美術館巡りができる
  • お金を出すほどでもないけど、、、的な美術館にも気軽に足を運べる

「パリ ミュージアムパス」を利用する最大のメリットは、各施設ごとに入場チケットを購入する手間が省ける点です。

パリおよびパリ近郊は訪れたいスポットが目白押し。それぞれの入場時間やアクセス、予約方法などを調べるだけでも大変なのに、チケット購入を別々に行うとなるとかなりの時間と手間がかかります。

「パリ ミュージアムパス」を1枚購入すればその手間が大幅に減少でき時間も気持ちも節約が可能です。

もちろん、値段的にもお得になることが多く、滞在中に4~5カ所の入場ができれば少なからずお得に入場ができる計算になっています。時間がさらに余れば、「行くか行かないか迷っている美術館」などにも入れるチャンス!

時間を最大限に活用してパリ観光を楽しみましょう。

デメリット

デメリット

  • 各スポットごとのチケットをもらえない(記念に集めている人用)
  • 要予約スポットがあり、英語またはフランス語でのネット予約が必要
  • 連続した日付でしか使用できないため、まとめて美術館間巡りをする必要がある
  • 「パリ・オペラ座(ガルニエ宮)」、「エッフェル塔」は含まれない

残念ながら、「エッフェル塔」「オペラ座」の入場が含まれていません

この2カ所は、特にはじめての「パリ」では、行きたい方も多いはず。ですが、こちらは「パリ ミュージアムパス」とは別途でチケットを購入(予約必須)が必要です。

また、「パリ ミュージアムパス」の対象施設のなかには、予約が必要な施設が含まれています。それらの入場は各公式HPで予約を取得する必要があるため、英語もしくはフランス語ができない場合は少してこずるかもしれません。

購入方法も統一されていないため、各施設ごとに慎重に予約を取る必要があります。慌てずに予約を進めていきましょう。

「パリ ミュージアムパス」を上手に使う方法


フランス パリ「オルセー美術館」

18歳以下の人は購入しない

大人には料金設定が高めなパリの観光スポット。

ですが、実は18才以下は無料の場所がほとんどです。そのため、18才以下のあなたは「パリ ミュージアムパス」を購入する必要はありません。

狙いは水・木・金曜日

以下のパリ有名美術館は週に1度夜間開館を行っています。

  • ルーヴル美術館→水・金は21:00まで
  • オルセー美術館→木は21:45まで
  • オランジェリー美術館→金は21:00まで

通常は17:00頃に閉館を迎える美術館ですが、夜間開館を利用すればよりゆっくりと、より静かに鑑賞することが可能です。

可能であれば水・木・金にパリ滞在をスケジュールしましょう。

ただし、夜のパリは危険です。ひとりで行動しない、地下鉄には乗らないなど帰り道は気を付けましょう。

月・火はできれば回避

パリの美術館の多くは月曜日または火曜日がお休みが多いです。

「パリ・ミュージアムパス」は使用開始から48時間など連続した時間内での利用になるため、日程調整をしっかりしてから利用しましょう。行ってみたら休みだった、、では最終的に損してしまいます。

なお、主な観光スポットのお休みは以下のとおりです。

月曜休み・オルセー美術館
・ロダン美術館
・ピカソ美術館
・ヴェルサイユ宮殿
火曜休み・ルーブル美術館
・オランジェリー美術館
・ポンピ・ドウ・センター

「パリ ミュージアムパス」の購入方法


フランス・パリのサント・シャペル
フランス パリ「サント・シャペル」

「パリ ミュージアムパス」の購入方法は以下の2種類です。

「パリ ミュージアムパス」はオンラインで事前購入、もしくはパリに到着してから購入のどちらも可能です。

オンライン購入の場合はメールで送られてくる電子チケット、パリ現地購入の場合は紙媒体で受け取れるチケットとなりますが、どちらも使い方は同じです。お好きな方法で入手しましょう。

オンライン購入

公式HPのほか、日本語で購入できるKKdayKlookなどで購入が可能です。

出発前にしっかりと準備ができ、現地で売り切れ!などの心配もないため安心して出発したいあなたは、事前にオンライン購入をしておきましょう。

パリ ミュージアムパスを探す
パリ ミュージアムパス公式HP ≫
KKday公式HP ≫
Klook公式HP ≫

パリで購入

パリに到着後に購入したい場合は、以下のような主要観光スポットを含む合計38か所で購入が可能です。

  • シャルル・ド・ゴール空港のツーリスト・インフォメーション・ポイント
  • オルリー空港のツーリスト・インフォメーション・ポイント
  • パリ・ディズニーランドのツーリスト・インフォメーション・ポイント
  • サント・シャペル
  • オランジェリー美術館
  • オルセー美術館
  • エトワール凱旋門
  • ヴェルサイユ宮殿

なお、2025年10月現在、売り切れなどなくスムーズに購入ができています。

要予約スポットの予約方法


フランス・パリのノートルダム大聖堂
フランス パリ「ノートルダム大聖堂」

合計54か所に入場できる便利な「パリ ミュージアムパス」ですが、人気スポットへの入場は別途予約が必須となっています。

以下の観光スポットへ訪問したい場合は、ネット予約を必ずしてから出発しましょう。予約必須な施設は当然人気施設なため、前日などでは売り切れや希望の日時に予約が取れない可能性があります。「パリ旅行」が決定したら早目にスケジュールを立て予約を済ませておきましょう。

なお、予約は「パリ ミュージアムパス」購入前でも可能です。パスの番号などの入力は不要です。(2025年10月現在)

予約の手順

  1. 公式HPにアクセスする
  2. チケット購入をクリック(Book the ticket,ticket、choose a ticketなど)
  3. 入場したいチケットを選択(Visit monumentなど)
  4. チケットの種類を選択(Museum Pass,Free admision reservationなど)
  5. 購入手続きをする(日時を選択、必要事項を入力して無料購入へ)

各施設とも「パリ ミュージアムパス」所持者用の予約が異なりますが、基本的には上記の流れです。無料チケット、ミュージアムパス所持者用のチケットなどを選ぶ日時指定が無料でできるようになっています。慌てずにひとつひとつ予約をしていきましょう。

【予約が必要な施設】

施設名チケットの種類公式HP
ルーブル美術館日時選択→Paris museum pass ticket公式HP ≫
サント・シャペルVisit of the monument→I already have a ticket→日時選択公式HP ≫
コンシェルジュリーVisit of the monument→I already have a ticket→日時選択公式HP ≫
ノートルダム大聖堂の塔Notre-Dame Towers monument→Self-Guided Tour of the monument →Paris Museum Pass→日時選択公式HP ≫
オランジェリー美術館Entrance to the Orangerie Museum – Free reservation→日時選択公式HP ≫
ヴェルサイユ宮殿Palace tickets→日時選択→FREE ADMISSION PALACE公式HP ≫
トリアノン宮殿Estate of Trianon ticket→日時選択(12:00のみ)→FREE ADMISSION公式HP ≫
オテル・ドゥ・ラ・マリーヌThe Intendant’s apartments→Paris museum pass→日時選択公式HP ≫
建築・文化財博物館(フランス文化財博物館)Discover the permanent collections→日時選択→Other visitors entitled to free admission公式HP ≫
ユダヤ歴史美術館Permanent Collection and Foyer→Reservation of a time slot for Paris Museum Pass holder→日時選択公式HP ≫

※「トリアノン宮殿」は12:00のみ選択できませんが、12:00以降いつでも入場可能です。
※2025年10月現在

「パリ ミュージアムパス」2日券(48h)利用のモデルコース


フランス・パリ観光3日間もですコース地図
フランス パリ観光3日間モデルコース地図
1日目:17:00 凱旋門(€16)
2日目:10:00 ルーブル美術館(€22)
    15:00 オルセー美術館(€16)
3日目:9:00  サント・シャペル(€13)
    12:00 ノートルダム大聖堂の塔&クリプト(€16)
合計:€83(→€13のお得!

「パリ ミュージアムパス」は、使用開始日時より48時間、96時間、144時間の入場まで使用が可能です。そのため、たとえば2日券(48h)の場合、3日間にまたがっての利用もOKです。

✎関連記事 【王道】パリ観光3日間モデルコース|アートと街並みをしっかり満喫

よくある質問


フランスのヴェルサイユ宮殿「鏡の間」
フランス ヴェルサイユ宮殿「鏡の間」
Q. 同一スポットに複数回入場できますか?
A. 各スポットへの入場は1回のみ可能です。「パリ ミュージアムパス」有効期限内とは言えども複数回入場することはできません。
Q. 予約が必要なスポットの日時予約はパス購入前でも可能ですか?
A. 可能です。各スポットの公式HPから予約しましょう。
Q. 交通機関利用の費用も含まれていますか?
A. 含まれていません。別途購入が必要です。
Q. 「パリパス」と同じですか?
A. 違います。間違えないように購入しましょう。

パリは「パリ ミュージアムパス」を購入してお得に観光しよう


フランス・パリの凱旋門
フランス パリ「エトワール凱旋門」

初めてのパリ、芸術に思いっきり触れたいあなたにピッタリな「パリ ミュージアムパス」。

お得に利用ができオススメですが、美術館鑑賞は意外に体力を消耗し疲れるもの。ゆっくりと芸術鑑賞をしたいあなたは4日券を購入して思う存分芸術鑑賞が楽しみましょう。

あまり時間がない、もしくは有名な作品だけサクっと見たいあなたは2日券を購入。

滞在時間やご自身のリズムに合わせて「パリ ミュージアムパス」を最大限に活用してくださいね。

なお、まだ観光したいスポットやスケジュールが決まっていないあなたは、「【王道】パリ3日間モデルコース」の記事をぜひ参考にしてみてくださいね。

※掲載されている情報は、記事公開時点の情報です。最新の情報は、公式HPなどでご確認ください。(最終更新:2025年10月)

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