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視界に入るものは、海と空と大地だけ!世界の果てで、何もしない贅沢を味わおう!
スペインのカナリア諸島に位置する《ランサローテ島》。
さらに、その北にもっと小さな、もっとワイルドな島があります。
その名は、《グラシオーザ島》。
コンクリート舗装もされていない、車を入れることもできない島です。
自然のパワーを間近に感じ、自分を見つめることのできるグラシオーザ島の魅力やアクセスについて、ランサローテ島在住の私がお教えします。
グラシオーザ島ってどんな場所?
グラシオーザ島は、スペイン語で”La Graciosa(ラ・グラシオーザ)”と言います。
人口: | 650人 |
面積: | 29㎢ |
南北距離: | 8㎞ |
東西幅: | 4㎞ |
最高高度: | 655m |
ランサローテ島の北に浮かぶ、グラシオーザ島。
広島の厳島や沖縄の与那国島程度のとても小さな島です。
2018年にランサローテ島の管理下より独立を果たし、公式にカナリア諸島8番目の島となりました。
ですが、まだまだ完全には独立したとは言えないようで、まだランサローテ島の1部として見られている部分がとても多いです。
グラシオーザ島の見どころ
~絶景ビーチでリラックスタイムを過ごす~
グラシオーザ島の1番の人気スポットは、コンチャスビーチ(la Playa de las Conchas)です。
ビーチの真正面にモンターニャ・クラーラというグラシオーザ島よりも更に小さい別の島を望むことができます。
足元にはやわらかい砂丘が広がり、素足にとても気持ちいい白浜の海は、もちろん真っ青。
波が強いため、海水浴には向いてませんが、このビーチを見れただけでもここに来がた価値があった!と口を揃えるほど美しく、そしてワイルドなビーチです。
船の着くカレータ・デル・セボ(La Caleta del Sebo)より、ゆっくり歩いて片道1時間半程度、自転車で1時間15分程度です。
~何もないを楽しむ~
この島に、人が住み始めたのはわずか150年ほど前から。
現在も、住民はわずか650人程度です。
また、島自体が自然保護地区に指定されているため、コンクリートが敷かれることもなく、未開のまま!
文字通り手つかずの自然が残されています。
何もない。。。。
あるのは、乾燥した空気と赤茶色の火山。
そして、青い海、真っ青な空。
木が1本もなく、山奥の砂漠に来たような、そんな島です。
車は、住民のみに許可されているため、島内に車を運び入れることもできません。
ぜひ、何もない1日を、自由気ままに満喫してみてください。
きっとなにか新しい発見があるはずです。
~貴重な動植物に会う~
乾燥した荒れた大地を目指して、やってくる動物たちがいます。
特に、鳥類は種類も多く、世界でもなかなかお目にかかれない貴重な鳥がやってきます。
たとえば、
☆カオジロウミツバメ
☆エレオノラハヤブサ
☆ヒメウミツバメ
など、絶滅の危機にさらされている鳥たちがやってきます。
特に、”エレオノラハヤブサ”は、カナリア諸島やモロッコにしか生息しませんので、見られたらラッキーです。
真っ黒な力強い目をし、小さなとがったくちばしが特徴の全長40㎝程度のかっこいい鳥です。
その他にも、カナリア諸島に多く生息するシマ模様の尾がかわいい”ヤツガシラ”や各種チドリも飛んでますので、ぜひ見つけてみてくださいね♪
グラシオーザ島の島内観光の手段は?
車でパーッとドライブ!という観光は、残念ながらできません。
1日かけて、じっくりとワイルドを楽しみましょう!
~歩く~
とにかく歩く、、、、
島の道は、アップダウンの少ないほぼ平たんな道です。
整備されていないので道はデコボコしてますが、きちんとスニーカーを用意しておけば難しい道はありません。
※島全体が自然保護地域に指定されていますので、コンクリート塗装はできません。
~自転車を借りる~
島には、レンタサイクルが充実しています。
ランサローテ島から船でグラシオーザ島に到着したら、港の周辺に、バーやレンタサイクルが軒を揃えています。
マウンテンバイクなどを借りて(€10/日程度)サイクリングを楽しみましょう。。
ただし、道はデコボコですので自転車に相当慣れていない方でない限り、島巡りの時間短縮対策にはなりません。
徒歩でも、所要時間的には大差ありませんので、お好きな方法をお選びくださいね。
~ジープツアーを利用する~
自分で車で島巡りをすることはできませんが、ジープの島巡りツアーがあります。
島の北部ルートだと約1時間半で€55程度です。
徒歩や自転車が苦手な方や時間のない方などは、名所をグルーっと回ってくれるのでおすすめです。
グラシオーザ島のおすすめグルメ
この島でよく漁れるのは、小さな小さなイワシ(sardine)です。
丸ごとカラッと揚げて手でつまんでそのままいただきます。
※船の発着地ラ カレータ・デル・セボ(La Caleta del Sebo)以外にはレストランやバーはありません。
※徒歩や自転車で1日島を廻りたい方は、食べ物・飲み物は持参がおすすめです。
グラシオーザ島の日帰りモデルコース
朝イチの船でグラシオーザ島へ | |
↓ コンチャスビーチまで徒歩または自転車で行き | |
↓ ビーチでちょっと休憩 | |
↓ カレタ・デル ・セボまで戻って | |
↓ ランチをしてゆっくり | |
↓ 街中を少し散歩する | |
最終船でランサローテ島まで戻る |
無理なくグラシオーザ島の魅力をたっぷり楽しめるコースです。
グラシオーザ島への行き方
ランサローテ島の最北端の街オルソラ(Orzola)より船
片道20分程度(波がなく早く着いた場合)
【時刻表】約30分おきに出航
ランサローテ島より始発 8:00
グラシオーザ島より最終 17:30(夏季18:30)
【料金】
大人:片道 €14/往復 €26(60歳以上は割引あり)
子供:片道 €7/往復 €13
※波の状況にもより、所要時間はマチマチです。
※船は結構揺れます。。。海が穏やかな日でもそれなりに揺れますので、船酔いする方はご注意を!
【各所からオルソラまでの所要時間(車で)】
プエルト・デル・カルメン(Puerto del Carmen)より40分程度
アレシーフェ(Arrecife)より30分程度
コスタ・テギーセ(Costa teguise)より20分程度
プライヤ・ブランカ(Playa Blanca)より1時間強程度
グラシオーザ島へ行かれる方へ
木なし、屋根なしの砂漠の島です。
ちょっと日陰で休憩、、、なんて事もできません。
疲れたからバーで一休み、、、なんて事もできません。
もう歩くの疲れたからタクシー!!、、なんて事も、もちろんできません。
- 靴は歩きやすいスニーカー
- 頭を保護する帽子やバンタナ
- 目を保護するサングラス
- 風から守るウインドブレーカー(フード付き)
- 水分補給の為のミネラルウオーター(多めに)
- 空腹を満たすスナックやランチ
- ゴミを持ち帰る為のビニール袋
など、必ず持参するようにしてくださいね。
まとめ グラシオーザ島
車も自由に出入りできない。
そんな未開の地、行ってみたくないですか?
港にある小さな街以外に家も見当たらないような、茶色く乾燥した島。
自然が創り上げた、そのままを大事に保存している島。
エネルギッシュな自然の力を吸いに、ぜひ皆さんも足を運んでみてくださいね♪
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