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月面散歩でパワーを補給!地球ではないような景色が広がるランサローテ島の原点!

スペイン・カナリア諸島に位置する《ランサローテ島》。
そこには、まるで地球のミニ版のような、大自然の威力が感じられる景色がたくさんあります。
その中のひとつ、火山の噴火の跡がそのまま残っている『ティマンファイヤ国立公園』。
☆スペイン国内の国立公園3位
☆カナリア諸島内2位
の訪問者数を誇る《ランサローテ島》観光には欠かせないスポットです。
地球のパワーを吸収できる『ティマンファイヤ国立公園』の見どころからアクセスまで、在住者の私が詳しくご案内します。
ティマンファイヤ国立公園ってどんな場所?

ティマンファイヤ国立公園はスペイン語で” Parque nacional de timanfaya(パルケ ナシオナル デ ティマンファイヤ)”と言います。
25以上の火山が連なる火山地帯。
ランサローテ島の中心部に広がる、噴火後の溶岩をそのまま残したような自然保護地区です。
1730年から6年も続いた大噴火と1824年の噴火により、51km²に渡り真っ黒な溶岩が広がっています。
世界的にも珍しい鳥を保護する『鳥類特別保護地域(ZEPA)』にも指定されています。
ティマンファイヤ国立公園の見どころ
【ここは本当に地球??】
そんな印象を誰もが持ってしまうほど異次元な世界が、この『ティマンファイヤ国立公園』です。
~【地球の歴史を知る】赤や茶に輝く火山や地層を間近で見れる!~

ランザローテ島 ティマンファイヤ国立公園 全景
見渡す限りに大地・重なる山々・真っ青な海と空が続きます。
人間の造ったものは何ひとつ、目に入らない様なこの場所は、地球の出来上がりをそのまま見ているようです。
顔を見上げると25以上も連なる、高さも大きさも色も様々な火山や地面には溶岩のかたまりが広がります。
近くを見ると、赤茶けた砂の色や隙間に生える植物の緑。
土や石・溶岩が重なりあう地層は、まるで地球ができあがってきた長い歴史を1度に見ているよう。
太陽の光による色の変化もとても幻想的で、何度訪れても2度と同じ景色にはならないのもここの魅力のひとつです。
~【地球のパワーを感じる】噴火口跡や溶岩の柱がそのまま残っている!~

ランサローテ島 ティマンファイヤ国立公園にある火山口
☆火山の噴火時に溶岩と一緒に飛び出てきた、爆弾のような大きなかたまり
☆流れ出る溶岩が冷えて固まった、溶岩の柱
☆地面にぼっかり開いてしまった溶岩トンネル
など多くの地質学的にも貴重な自然現象がそのまま手つかずに残っています。
地球の鼓動がそのまま聞こえてくるような、地球のパワーを見せつけられてるような、そんな場所です。
今、自分が生きてる地球ってこんなに力強い場所なんだ、こんなに素敵な場所なんだ、と再確認のできる場所。
大地のエネルギーを思いっきり受け取って来てくださいね♪
~【希少生物に会える】ここにしか生息しない草花や鳥がいっぱい!~

ランサローテ島 ティマンファイヤ国立公園
昼夜の寒暖差が40度にもなるこの地域では、動物も植物も生息がとても難しい場所です。
日射不足・水分不足という自然の厳しさにも負けず、頑張って育っていく貴重な植物や動物たちがいます。
☆溶岩の隙間に小さく生きる菌類やコケにも似ている地衣植物
☆溶岩にあまり覆われなかった部分に育つ小さな木やハーブ類などの植物
☆カナリア諸島にしか生息しない種のクモや黒いトカゲ
☆大西洋の海岸沿いに生息するミズドリやハヤブサ

ランザローテ島 火山と花
専門家が研究にもやってくるほど貴重なものが生息しています。
特に貴重な種類の鳥が多く見られるこの公園内は、『鳥類特別保護地域(ZEPA)』にも指定されているほどです。
(ランサローテ島は、1993年に島全体が生物圏保護区(ユネスコエコパーク)に指定されました。)
例)
オニミズナギドリ
大西洋と地中海の海岸沿いにのみに生息する絶滅危惧のウミドリ。
翼幅1m、体長50cm程度。 灰色がかった茶色。
クロコシジロウミツバメ
大西洋や太平洋の島に生息するウミドリ。
翼幅40㎝、全長20cm 程度。全身が黒褐色。
チョウゲンボウ
鳩程度の大きさの小柄なハヤブサの一種。
オスの頭の色が青っぽいグレーっぽい色で、目がまん丸。
バアバリアハヤブサ
カナリア諸島やアフリカの海岸沿いに生息するハヤブサの一種。
ライトグレーとダークグレーのコントラストが美しい。
ティマンファイヤ国立公園のおすすめグルメ

地熱で焼かれるチキン
【火山熱で焼かれる鶏の丸焼き】
ここでしか食べれない必須グルメです。
溶岩で作られた巨大なグリルは地下深く掘られ、火山の地熱が伝わるようになっています。
10mもの深さから届く、300℃の地熱でじっくり焼き上げられた鶏肉は、肉汁たっぷりのふわっふわです。

ランサローテ島 ティマンファイヤ国立公園 レストラン”エル ディアブロ”
こちらの鶏の丸焼きは敷地内に造られたセザール・マンリケの作品『悪魔のレストラン (restaurante el diablo)』でいただけます。
外観は溶岩を使用されている為、国立公園の景観を邪魔することなく中からはガラス張りの大窓を通してティマンファイヤ全域を眺めることができます。
レストランの前では、地熱を使ったちょっとしたパフォーマンスも観れますので、どうぞお見逃しなく。

ランサローテ島 ティマンファイヤ国立公園

ランサローテ島 ティマンファイヤ国立公園
※レストランは公園内にありますので、レストラン利用だけでも公園入場料が必要です。
名称: | Restaurante el diablo 悪魔のレストラン |
営業時間: | 【レストラン】 12:00~15:45 【カフェ】 9:30~16:45 |
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ティマンファイヤ国立公園の基本情報
名称: | Parque nacional de timanfaya ティマンファヤ国立公園 |
営業時間: | 9:30~15:45(最終バス出発 15:45) |
料金: | 【大人】 €12 【子供(7~12歳)】 €6 ※入場券にはティマンファイヤ内周遊バスの値段も含まれています。 ※カードでの支払不可です。(自然に囲まれている関係上、インターネットが届きにくい為) ※その他の施設とのコンビネーション割引チケットもあります。 |
ティマンファイヤ国立公園への行き方

【バス】
近くまで行くバスはありません。
【タクシー】
プエルト・デル・カルメン(Puerto del carmen)より20分程度
30ユーロ程度
【車】
LZ-2号線 でヤイザ(Yaiza)から LZ-67号線で
ティマンファイヤ国立公園(Parque Nacional de Timanfaya)へ
※チケット購入後、車のままエントランスを抜けて駐車場まで行きます。
※駐車をしたら、坂上にあるレストランの前にバスが数台待っていますので、指示に従って、バスヘご乗車ください。
※バス乗り場でチケットを確認されますので、お手元にチケットの御用をお忘れなく。
ティマンファイヤ国立公園へ行かれる方へ

ランサローテ島 ティマンファイヤ国立公園
自然保護地区の公園内は、バスでの観光になります。
バスの中は、クーラーがかなり効いてる場合が多いですので、上着をご持参されると安心です。
また、混雑時は駐車場までの車中で待たされる場合があります。
日射病などにならないよう水分補給をお忘れなく。お水をご持参ください。
まとめ ティマンファイヤ国立公園

ランザローテ島 ティマンファイヤ国立公園
島の街も畑も全て覆われてしまった1730年から6年続いた大噴火。
更に、1824年に起きた噴火によって出来上がった51㎞にも広がる火山と溶岩。
自然のまま残されている地域は世界的にも珍しく、この地でしか生息しない植物やキノコや地衣類なども見ることができます。
溶岩の隙間を縫って、昼夜の40℃近い気温差にも負けず育っていくたくましい自然をぜひ見に来てください。
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