目次
スペイン南部の都市セビリアは、スペインの人気観光地です。
- 世界で3番目に大きいといわれる 「セビリア大聖堂」
- グラナダの「アルハンブラ宮殿」を彷彿させる「アルカサル」
- 世界で一番美しい広場のひとつに数えられる「スペイン広場」
など、貴重な見どころが多く、イスラムとキリストが混在した美しい街。
本記事では、世界33ヵ国を訪問&現在スペイン在住の筆者が、セビリアの必見観光スポット8選をご紹介していきます。
実際に行って選んだ!やっぱり行きたい定番+セビリア文化が楽しめるスポットを厳選!お友達より一足先に、セビリアの美しさを発見しましょう!
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セビリアの必見!観光スポット一覧
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名称 | オススメ度 | 概要/見どころ |
---|---|---|
👑セビリア大聖堂とヒラルダの塔 | ★★★★★ | 世界で3番目に大きい大聖堂 |
👑アルカサル | ★★★★★ | 歴代王家が住んだイスラム建築の傑作 |
スペイン広場 | ★★★★★ | 映画の舞台にも使用される美しい広場 |
サンタ・クルス地区 | ★★★★ | 旧ユダヤ人街のかわいい小路 |
セビリア闘牛場 | ★★★★ | 白壁と黄金の砂のコントラストが美しい一級闘牛場 |
メトロポール・パラソル | ★★★ | 通称「キノコ」と呼ばれる世界最大の木製建築物 |
黄金の塔 | ★★★ | 川沿いにそびえる六角形の旧要塞 |
トリアナ地区 | ★★★ | 川向うから大聖堂を眺めるおしゃれ地区 |
※オススメ度は筆者の個人的見解です
👑=世界遺産
絶対行きたい!セビリアの観光スポット5選
「セビリア大聖堂とヒラルダの塔」で世界遺産を満喫
👍
ここが見どころ
・世界遺産
・世界で3番目に大きな聖堂
・クリストファー・コロンボのお墓
💡
観光のヒント
・「ヒラルダの塔」はスロープで登頂
・チケットは事前購入がおすすめ
・見学目安時間75分~
イスラムとキリストが混在する珍しい造りの「セビリア大聖堂」。1987年に世界遺産に登録され、世界で3番目に大きな聖堂としても知られています。
「セビリア大聖堂」は、もともとイスラムのモスク跡地に建てられました。1248年、カスティーヤ王国がセビリアを征服した後に、モスクはカトリック大聖堂へ転換。老朽を理由に立て直しが行われ、現在の形が完成したのは1528年と言われています。
大聖堂内部には、
- カラフルなステンドグラス
- 黄金に光る礼拝堂
- 大きなパイプオルガン
- クリストファー・コロンボの墓
- 噴水とオレンジの木が涼しげな中庭
などがあり、ゴシック様式の天井は見上げるだけで首が疲れそうな高さで迫力満点です。
また、モスクの尖塔が鐘楼に転換された「ヒラルダの塔」は、92mの高さまで螺旋スロープで登ることができ、セビリアの景色を見渡しながら、セビリア大聖堂の屋根や尖塔などを間近に見ることができる必見スポットになっています。
名称:CATEDRAL DE SANTA MARÍA DE LA SEDE DE SEVILLA(セビリア大聖堂)
住所:Avenida de la Constitución, s/n,Sevilla
電話番号:(+34) 902 099 692
アクセス:トラム「Archivo de Indias駅」より徒歩2分
営業時間:11:00-18:00(日:14:30-18:00)
料金:大人/€12、65歳~/€7、0~13歳/無料 月~金14:00-15:00/無料
公式HP:Web Oficial de la Catedral de Sevilla
「アルカサル」でイスラム気分を満喫
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ここが見どころ
・世界遺産
・スペイン王室の旧宮殿
・カラフルでお洒落なモザイク
・フォトジェニックな内装
💡
観光のヒント
・「乙女の中庭」はフォトスポット
・チケットは事前購入がおすすめ
・見学目安時間120分~
スペイン王室の居城として使用されてきた「アルカサル」。1987年に世界遺産に登録されています。
14世紀、イスラム時代の宮殿の跡地にムハデル様式にて建築。その後、幾度かの増改築が繰り返されました。そのため、ムデハル、ゴシック、ルネサンスとさまざまな様式の建築と装飾が楽しめます。
55㎢ある広大な敷地内には、
- 細やかな漆喰模様が絵になる宮殿内部や中庭
- 天井までも美しい部屋
- 黄金に輝く水貯め
- 世界の木々が生い茂る庭園
などが設備されています。
スペインにいながらイスラムの雰囲気が味わえ、映え写真スポットとしても大人気!見学の後は、庭園に整備されているカフェでひと休みしていきましょう。
※ムデハル様式とは=スペインとポルトガルで発展した、キリスト教建築とイスラム建築があわさってできた建築様式。
名称:Real Alcázar de Sevilla(アルカサル)
住所:Patio de Banderas, s/n, 41004 Sevilla
電話番号:+34 954 50 23 24
アクセス:トラム「Archivo de Indias駅」より徒歩3分
営業時間:10月-3月/9:30-17:00、4月-9月/9:30-19:00
休み:1/1、1/6、イースター金曜日、12/25
料金:大人/€13.50、0~13歳/無料、月曜日/無料
公式HP:▶ Real Alcázar de Sevilla – Única Web Oficial y de Venta de Entradas (alcazarsevilla.org)
「スペイン広場」世界一美しい広場でリラックス
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ここが見どころ
・世界一美しいと称される広場
・映画『スターウォーズ』のロケ地
・スペイン48都市が描かれた陶器のベンチ
💡
観光のヒント
・10:00前なら独り占めできる可能性もあり
・夜間は治安に注意
世界一美しい広場のひとつに数えられる「スペイン広場」。
1929年に「イベロ・アメリカ博覧会」の会場として、「マリア・ルイサ公園」の一部に造られました。あまりの美しさ故、映画のロケ地としても使用されることが多々あり、「スターウオーズ エピソード2/クローンの攻撃」て使用されたことも有名です。
広場内には、
- スペインの都市や歴史が描かれたカラフルな陶器ベンチ
- ベネチアを彷彿とさせる運河
- 半円形に広がる美しい回廊
- 現在はアンダルシア州のオフィスとして使用されている建物
など、どこを写真に撮っても美しい景色が広がります。
名称:Plaza de España(スペイン広場)
住所:Av. Isabel la Católica,Sevilla
営業時間:8:00-22:00
料金:無料
「セビリア闘牛場」で伝統を垣間見る
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ここが見どころ
・一級闘牛場
・スペイン重要文化財
・白と金の高級感ある外装
💡
観光のヒント
・見学はガイドツアーのみ
白い壁に黄金の装飾、そして黄金の砂が美しい一級闘牛場「セビリア闘牛場」。
1881年に完成し、現在でも年に15回程度競技が行われる現役闘牛場です。
収容人数12,000人を誇る会場には、競技開催時以外にガイドツアーで内部の見学が可能です。
- 歴代闘牛士の肖像画
- 闘牛の歴史
- 有名闘牛士が着ていた衣装
などが展示された博物館見学とあわせて、闘牛場観覧席にも入ることができます。真っ青に広がるセビリアの空の下、黄金の砂と白い壁、王室観客席などが目に眩しく輝きます。
なお、「闘牛」の存在には、賛否の意見があり、州によっては開催禁止の処置が敷かれています。これを機に資料やバックヤードを実際に目にして、ご自身の意見を判断してみるのもいいかもしれませんね。
※闘牛=スペインの国技。中世から結婚式の出し物や軍事訓練として、貴族主催で行われていた。後に、民衆主導で行われるようになるが、人気は下火に。2000年以降は、『動物愛護』観点から開催には賛否がわかれ、開催禁止になっている地域もある。
名称:Plaza de toros de la Real Maestranza de Caballería de Sevilla(セビリア闘牛場)
住所:P.º de Cristóbal Colón, 12,Sevilla
営業時間:9:30-21:30 7/13,20,27/9:30-19:00
料金:大人/€10、12~16歳,65歳~/€6、7~11歳/€3.50 0~6歳/無料
公式HP:Blog Real Maestranza – Blog Real Maestranza
「サンタ・クルス地区」を貴族の小路を散歩
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ここが見どころ
・白壁×花のかわいらしい小路
・迷路のような冒険感
・旧ユダヤ人街→貴族街
💡
観光のヒント
・タブレオやお土産ショップも豊富
色とりどりの花が飾られ歩くだけでかわいらしい雰囲気が味わえる「サンタ・クルス地区」。
世界遺産「アルカサル」の北側に広がる小路が続くこのエリアは、かつてはユダヤ人街だった場所。1492年にユダヤ人追放となり、その後は貴族たちが住み着きました。
現在は、
- フラメンコ鑑賞が楽しめる「タブレオ」
- カラフルな陶器が並ぶお土産店
- 中庭付のかわいらしいホテル
- オレンジの木が茂る広場
などがあり、観光スポットとして賑わっています。ちょっと迷子になった気分で、こっちの小路、あっちの小路と目的のない散策を楽しみましょう。
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時間があったら行きたい!セビリアの観光スポット3選
「メトロポール・パラソル」で旧市街を一望
2011年に完成した「メトロポール・パラソル」。その奇妙な形から「キノコ」とも呼ばれています。
世界最大級とも言われる木造建築物の中に、
- 市場
- 屋上展望テラス
- 地下遺跡
- カフェ
などが入っていますが、観光客のメインの目当てはもちろん展望テラス。エレベーターで屋上に出ると、そこには「ヒラルダの塔」までを見渡せるセビリアの景色が広がります。
もちろん、地下に入っている「エンカルナシオン市場」も見逃せません。セビリア産、スペイン産のグルメが所せましと並び、美味しい香りが市場一面に広がります。
名称:Setas de Sevilla(メトロポール・パラソル)
住所:Pl. de la Encarnación, s/n, 41003 Sevilla
アクセス:鉄道「Santa Justa駅」より徒歩20分
営業時間:9:30-24:30(エンカルナシオン市場 8:30-15:00)
料金:大人/€15、6~14歳/€12、0~5歳/無料(エンカルナシオン市場 無料)
「黄金の塔」から川面に映る美しい景色を堪能
セビリアの街に流れる「グアダルキビル川」沿いにそびえる「黄金の塔」。
1221年に街を守る見張り台として建てられました。12角形の美しい外観とは裏腹に、牢獄や火薬倉庫として使用されたという歴史もあり、セビリアの街をずっと見守ってきてくれた存在です。
現在は、
- コロンブスが使用した船の模型や航海用の地図などが展示されている船の博物館
- 川越しに街を望める展望台
となっています。
中に入らなくても、川面に写りこむ塔の姿を眺めてみたり、夜空にオレンジ色に浮かび上がる夜景を見るだけでも素敵な思い出になるはず。
ちなみに、名前の由来は諸説ありますが、川面に映る姿が黄金色に見えることから、「黄金の塔」と名付けられたと言われています。
名称:Torre del Oro(黄金の塔)
住所: The Golden Tower, P.º de Cristóbal Colón, s/n, 41001 Sevilla
電話番号:+34 954 22 24 19
アクセス:
営業時間:9:30-18:45 土・日・祝/10;30-18:45
休み:月曜
料金:大人/€3
「トリアナ地区」で芸術発祥の地を散策
セビリア旧市街の対岸に広がる「トリアナ地区」。
かつては、ジプシーが住んでいた地域であり、多くのフラメンコダンサーや闘牛士を輩出した歴史を持つ地域でwもあります。
特にコレ!という観光スポットはないものの
- 川沿いに並ぶおしゃれなレストランやカフェ
- 昔から続く素朴感満載な市場
- セビリアで最古と言われる「サンタ・アナ教会」
- カラフルな陶器で飾られた家や陶器店(陶器の生産が盛んだったため)
などがあり、観光客の喧騒から逃れての散策にピッタリです。
夜も川面に映りこむ橋や街灯の灯りがなんともロマンティック。「観光スポット」という枠から外れて気ままに散策を、ぜひ楽しんでみてくださいね。
知っておきたい!セビリア観光のヒント
日本から直行便はなし
ヨーロッパ大陸の最西端に位置する「イベリア半島」にあるスペイン。セビリアは、スペインの南部に位置し、アンダルシア州の州都であるとともにスペインで4番目に大きな都市でもあります。
残念ながら、2023年現在、日本からスペインまでの直行便は運行されていません。そのため、セビリアまではヨーロッパ諸国などで乗り換えが必要です。
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セビリア観光に必要な日数は1日~
セビリア観光に必要な日数は、1~2日。
2大観光スポットである「セビリア大聖堂」と「アルカサル」だけを観光する場合は、1日でも十分に観光が可能です。ですが、それだけではもったいないと思ってしまうほど散歩が楽しい街。
歩けば歩くほど、グルメ、お土産、教会と次から次へと立ち寄り箇所が現れます。また、夜にはライトアップされた景色が街中を飾ります。
1日でも観光が楽しめますが、2日間かけ街歩きをじっくり満喫するのがオススメです。
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セビリア観光は「セビリア大聖堂」から徒歩で
セビリアの街は、「セビリア大聖堂」を拠点に徒歩での観光がオススメです。
市内には、
- トラム(路面電車)
- バス
- 電車
- メトロ(地下鉄)
などの交通手段が整備されていますが、残念ながら旧市街は交通規制によりこれらの交通機関は通っていません。あくまでも住民の移動手段として考えられており、観光には利便性が欠けています。
そのため、すべての観光スポットが徒歩圏内に収まる「セビリア大聖堂」から観光を始めましょう。
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セビリア観光は「セビリア大聖堂」周辺宿泊が便利
セビリア観光は、「セビリア大聖堂」周辺に宿泊するのが得策です。
「セビリア大聖堂」周辺には、観光スポットが集結しているだけでなく、レストラン、ホテルなども豊富に揃えられています。また、綺麗な夜景観光へ外出したいと思い立った際にも、気軽に出かけることができます。
夏は40℃を超えることもあるセビリアの街は、観光途中に1度ホテルで休憩するなども有効的です。
たとえば、ココ!
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セビリア大聖堂より徒歩2分
夜景をみながらプールバーでのひとときも素敵
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セビリアのベストシーズンは春と秋
セビリアのベストシーズンは、夏以外。少し意外かもしれませんが、セビリアの夏は40℃近くまで気温があがるため、観光にはあまり適していません。
もちろん、雨の心配は少な目ですが、徒歩で観光したい、もしくは観光せざるを得ないセビリアは逃げ場がありません。昼間は休憩を取り、朝晩に集中して観光をするという手もありますが、滞在期間が短い場合はそうもいきません。
日差しが和らぐ春や秋が観光のベストシーズンといえるでしょう。
セビリアは世界遺産も街散策も楽しめる魅惑的な街
写真に収めたくなってしまう景色が満載のセビリア。
観光スポット巡りだけでなく、ちょっとした街角、ちょっとしたカフェ、ちょっとした小路にはフォットジェニックスポットが多くあります。移動時間をただの移動にせず、ぜひ細かな装飾まで気にしながら街並み散策を楽しみましょう。
あなただけが知っている、とっておきの景色に出会えるかもしれませんよ👍
※掲載されている情報は、記事公開時点の情報です。最新の情報は、公式HPなどでご確認ください。(最終更新:2023年9月)
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