マドリード-バラハス空港から市内への行き方【行き先別＆手段別に解説】

スペインの首都であるマドリード。空港から市内への交通手段は、鉄道やメトロなど合計5種類が整備されています。

いずれの手段を選択しても所要時間は30分程度。一見どれを選んでも問題なさそうですが、行ける場所、値段、乗り換え数などが異なり、最終的には目的地への到着時間や快適さに差が出てきます。

そこで、本記事では現在スペインに在住し、渡航34ヵ国の旅好きな筆者がマドリード-バラハス空港から市内へのアクセス方法を【行き先別】【手段別】の両方の視点から解説していきます。

• 近々マドリードに行く
• マドリードの空港から市内へ行き方を悩んでいる

あなたはぜひ参考にして、最良の手段を選択！滞在時間を少しでも多く確保して、マドリード観光を誰よりも長く快適に楽しみましょう👍

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マドリード空港から市内までのアクセス方法は5種類

マドリード空港から市内へのアクセス方法は、以下の5つの手段が用意されています。

利用する空港ターミナルや行き先によって利用できる公共機関が異なるため、少し複雑です。

ですが、予算、利便性などにあわせて自由に選べることも事実です。利用ターミナルや行き先、値段、発着時間などを考慮し最適な手段を選びましょう。

最適なアクセス方法の選び方

最適なアクセス方法を選ぶには、以下の3点をきちんと把握する必要があります。

• 利用ターミナルから乗車できるか
• 目的地近くで下車できるか
• 利便性はいいか

値段だけ、乗り換えの数だけで手段を選ぶと目的地から遠かったりと時間のロスにもなりかねません。各交通手段の特徴をきちんと把握し、最良なアクセス補法を選ぶようにしましょう。

利用ターミナルから乗車できるか

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※2024年10月現在

前提として、マドリード-バラハス空港にはターミナルが4つあります。そして、各ターミナルで利用できる空港⇆市内交通手段が異なります。

メトロ、バス、タクシーはどのターミナルからも発着が可能ですが、鉄道に関してはターミナル4のみの発着になります。

そのため、ターミナル1、2、3を利用する場合は鉄道以外の手段（メトロ、バス、タクシー、送迎サービス）を選ぶとスムーズです。

※ターミナル4はターミナル1、2、3と離れてますが空港間シャトルバス（無料）で移動が可能です。（所要時間15分程度）

※主な航空会社の利用ターミナルはこちらを参照

目的地近くで下車できるか

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空港⇆市内を結ぶ公共交通機関（メトロ、バス、鉄道）の3種類のうち、駅数が最も多いのがメトロです。

市内各所にメトロ駅が整備されており、徒歩3分以内の範囲にも駅が点在してるため最寄り駅が簡単に見つかります。ただし、空港を発着するメトロ8号線は市内中心部へは行かないため、乗り換えが必要となります。

アトーチャ駅、シベレス広場まで直行で行けるのが、バス。乗り換えの必要がなく24時間運行と使い勝手が良いですが、アトーチャ駅は夜中（23：00～6：00）は発着しないという難点があります。

最後に鉄道の場合は、アトーチャ駅まで直行で行くことが可能です。「プエルタ・デル・ソル」がある「ソル駅」へも行くことが可能ですが、乗り換えが必要なためメトロを利用した方がどのターミナルからも出発でき簡単です。

利便性はいいか

利用ターミナル、目的地とのアクセス手段が確認できたら、あとは利便性です。

所要時間、運行間隔（待ち時間が増減）、運行時間、乗り換え数などを比較しながら料金との兼ね合いを検討していきましょう。

ロングフライト、時差などの影響でフライトの後は意外と体力が消耗しています。手段を選択する際には、乗り換え数が少ないなど最も簡単に移動が可能な手段を選ぶようにしましょう。

なお、値段よりも楽さやスピードを重視したい場合は、タクシーまたは送迎サービス利用がオススメです。タクシーを利用しても€33程度なため、ヨーロッパ都市内では良心的な価格です。

【行き先別】マドリード空港⇆市内アクセス方法

マドリード到着後、ほとんどの方が目指すのが以下の3か所です。

• プエルタ・デル・ソル（ソル駅）→マドリード観光の中心地
• アトーチャ駅→マドリード主要駅
• ホテル→滞在予定のホテル

各行き先へのアクセス方法はそれぞれ2種類用意されています。利用ターミナル、運行時間、便利さなどを基準に最良な方法を選びましょう。

なお、まだどこを目指したらいいのかわからないあなたは、こちらを参考にマドリードでの滞在先（ホテル）を探しながらアクセス方法を決定しましょう。

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※2024年10月現在

【プエルタ・デル・ソル(ソル駅)】へはメトロか鉄道

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※2024年10月現在

マドリードの中心地である「プエルト・デル・ソル」までは、

• メトロ(地下鉄)
• 鉄道

のどちらかでアクセスが可能です。駅の名前は「ソル(Sol)」、「プエルタ・デル・ソル」ではないため注意が必要です。

残念ながら、マドリード空港からはメトロ(地下鉄)、鉄道どちらにしても乗り換えが必要です。

🚇メトロで

①「空港」よりメトロL-8に乗車
②「ヌエボス・ミニステリオス（Nuevos Ministerios）駅」でメトロL-10に乗り換え
③「トリブナル(Tribunal)駅」でメトロL-1に乗り換え
④「ソル(Sol)駅」で下車

🚃鉄道で

①「空港T4駅」より、鉄道RenfeC-1またはC-10に乗車
②「チャマルティン（Madrid Chamrtin）駅」で、鉄道RenfeC-3またはC-4に乗り換え
③「ソル(Sol)駅」で下車

【アトーチャ駅】へは鉄道かバス

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マドリードの主要駅である「アトーチャ駅」には、

• 鉄道(renfe)
• 空港シャトルバス

のいずれかでアクセス可能です。

どちらの手段を利用しても、乗り換え不要と快適です。

ただし、「アトーチャ駅」はマドリードの主要駅なだけあり、かなり広いです。駅に到着してから構外へ出るまで10分程度かかる場合もあるため、念頭に入れておきましょう。

※実際には、メトロ(地下鉄)利用でもアクセスできますが、乗り換えが2回必要、値段も他手段より高く利用価値が低いため本記事では省略します。

🚃鉄道で

①「空港T4駅」より、鉄道RenfeC-1またはC-10に乗車
②「アトーチャ(Atocha)駅」で下車

🚍バスで

①「空港ターミナルバス停」よりバス【エクスプレス・アエロプエルト(Exprés Aeropuerto)】に乗車
②「アトーチャ(Atocha)駅」で下車

【ホテル】へ直行ならタクシーか送迎サービス

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※2024年10月現在

ホテルへ直行したい場合には、

• タクシー
• 送迎サービス

のどちらかを利用することができます。どのターミナルからも発着可能、24時間運行しているため時間を気にせず使用でき安心です。

🚖タクシーで

①「空港タクシー乗り場」よりタクシーに乗車
②行き先を告げ、目的地で下車

🚙送迎サービスで

①出発前に日本でKKday、Klookなどで予約
②予約バウチャーを持参のうえ、
③「待ち合わせ場所」より、送迎車に乗車
④目的地で下車

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【手段別】マドリード空港⇆市内アクセス方法

前述のとおり、マドリード空港から市内へのアクセス方法は以下の5つが用意されています。

• メトロ（地下鉄）
• 鉄道（Renfe）
• 空港シャトルバス
• タクシー
• 送迎サービス

それぞれ、利用できるターミナルや運行時間、乗り換え数、所要時間などが異なります。

ご自身の荷物の量や優先順位（値段、快適さ、所要時間）などを考慮して、最適なアクセス方法を選びましょう。

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※2024年10月現在

【メトロ(地下鉄)】駅数は豊富だが乗り換えが必要

マドリード市内各地に駅が点在し、利用価値が高いメトロ(地下鉄)。

観光拠点となる「ソル駅」以外にも「オペラ駅」「カヤオ駅」「セビージャ駅」など、目的地にあわせた駅、路線が選べます。

また、最短運行間隔3分半と待ち時間が短いのもメトロのメリット。時刻表を気にすることなく、空港降りたらすぐに市内へ出発が可能です。

ただし、少し複雑なのが難点です。マドリードを走るメトロ(地下鉄)は、路線数13、駅数は302。目的地までの道順をマドリード到着前にしっかりと予習しておく必要があります。

また、市内へ出るには最低でも1回は乗り換えが必要となり、乗り換えの案内も親切とは言えません。

ですが、1度慣れれば行きたい場所へピンポイントへ行くことができ、とても便利。空港アクセス以外にも滞在中にメトロを使用する予定がある場合は、空港アクセスにもぜひメトロを利用しましょう。

【鉄道(Renfe)】最安値で移動が可能

空港アクセスで最安の方法となるのが、鉄道(Renfe)です。

マドリード空港からアトーチャ駅やチャマルティン駅へは乗り換えなしでアクセスでき簡単かつ楽。しかも、所要時間も30分と短めです。

鉄道はマドリード州をつなぐ9路線が整備。空港⇆市内のほか、エル・エスコリアルやアランフェスなどの近郊都市へ出かけることも可能です。

ただし、運行間隔が30分のためタイミングを外すと待ち時間を過ごすことになります。また、空港駅はターミナル4のみとなるため、ターミナル1、2、3を利用する場合は空港内無料シャトルバスでターミナル移動が必要です。

【空港シャトルバス】24時間運行で夜中も利用可能

交通公共機関のなかで唯一24時間運行している空港シャトルバス。

チケットも運転手から直接購入することができ、複雑な購入方法を考える心配もありません。しかも、運行間隔が15分程度～と、鉄道(Renfe)に比べると少なく済みます。また、各ターミナルから出発(T3は除く)するため、利用ターミナルを気にすることなく利用可能です。

さらに嬉しいのが荷物置き場の心配がない点です。バス下部に荷物置き場があるため、車内に重たいスーツケースを持って入る必要や置き場所に困る必要はありません。

ただし、夜間は「アトーチャ駅」ではなく、途中の「シベレス広場」での折り返しになるため注意が必要です。

「シベレス広場」から観光の中心地である「プエルタ・デル・ソル」までは徒歩で15分程度。空港シャトルバスを利用したい場合は、「シベレス広場」周辺にホテルを予約すると移動が楽になります。

✎関連記事　マドリードのおすすめホテルエリア３選！在住者が観光に便利なエリアを解説

【タクシー】目的地まで一直線

24時間いつでも利用ができ目的地まで直行で行けるタクシーは、観光客の強い味方。

乗り継ぎやチケット購入方法など煩わしいことを考える必要はありません。

しかも、マドリード空港のタクシーは比較的親切な値段設定。定額制(€33)となっているため、ボッタクリなどの心配も不要です。もちろん、どのターミナルからも利用でき、フライト後の疲れた体にも優しいサービスです。

ただし、行き先を告げたり、質問などはスペイン語または英語(ドライバーによる)で伝える必要があります。

行き先は、あらかじめメモなどに書いておけばスムーズですが、簡単な英会話ができるとより安心して利用ができます。

【送迎サービス】なら事前予約で安心＆簡単

何も心配することなくホテルまで行きたいというあなたにオススメな送迎サービス。

日本から予約ができ、空港の到着ロビーに名前などを記入した紙を持って出迎えてくれます。行き先なども予約時に伝えてあるため、現地では案内人に従って車に乗り込むだけで、ホテルまで到着できます。

他手段よりも割高になりますが、道に迷ったり手段を考えたりする時間のロスなく過ごせます。

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空港内で宿泊も可能

スペインのハブ空港である「マドリード-バラハス空港」内には、ホテルが1軒用意されています。

第4ターミナルロビー内に位置し空港から直結。特に、

• 夜間に到着
• 早朝に出発

の場合は、深夜や早朝の市内への移動が不要となり安心です。

なお、空港ターミナル間は無料シャトルバスで移動ができるため、第４ターミナル以外の利用の場合でも安心して利用ができます。

マドリード・バラハス空港の基本情報

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※2024年10月現在

目的地にあわせて空港アクセスを予習しておこう

交通手段が多数用意されている、マドリード。手段が多いだけに少々複雑で、どの交通手段を選んだらよいのか迷うところです。

さらに、メトロや鉄道では乗り換えが必要な場合もあり、大きな荷物を持っての移動は大変です。

• 迷いたくない！
• 時間を無駄にしたくない！
• 重い荷物を持って移動したくない！

あなたは、タクシーやKKday、Klookなどで予約できる送迎サービスを上手に利用してしまいましょう♪

無駄な時間を減らして観光に確保できた＋αの時間には、プライスレス!!な価値があるかもしれませんよ♪

※掲載されている情報は、記事公開時点の情報です。最新の情報は、公式HPなどでご確認ください。(※最終更新：2024年10月)

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